【戦略編】マーケティングの始め方:ブルーボトルコーヒーの例を引用

STPサムネ

おりんパパの修行はまだまだ続く

今回は将来カフェを経営する事になった場合を見据え、

どの場所で、どの層をターゲットに、どのような商品を提供するか

という戦略の考え方を紹介していきたいと思います。


この記事が参考になる方

・どうやってマーケティングしたら良いか悩んでいる方
・方向性を悩んでいる方

紹介するのは、セグメンテーション・ターゲッティング・ポジショニングというマーケティング手法になります。

セグメンテーション

まずはセグメンテーションは、価値・評価で区分けをする作業です。

目的は、検討対象を明確にすることです。

2軸のグラフで、それぞれの軸に『サイコグラフィック』要素と『デモグラフィック』要素を設定するのが理想です。

サイコグラフィック

消費者の価値観、趣味、嗜好、習慣など心理学的な特性のデータのこと

⇒ どんなものを 提供するか

デモグラフィック

年齢、性別、居住地、家族構成、職業など人口統計学的なデータのこと 。

⇒ だれに、どんな人に 商品を提供するか

要素

どちらの軸にもサイコグラフィック要素にした場合

例えばカフェで言うと、
① サイコグラフィック:淹れ方へのこだわり(嗜好)
② サイコグラフィック:滞在時間(価値観)

で考えてみましょう


① にはa:カフェマシーン or b:ハンドドリップ があり、多くの人を集約してさばくには、ハンドドリップは不向きです。
もしくは、従業員をたくさん雇うかです。

ハンドドリップには特有のうまみがあり、極めるとマシーンでは勝てない味わいが出せるメリットがあります。


② にはa:滞在時間が長くじっくりたのしみたい、b:滞在時間が短くさっと楽しみたい。という風に分けれます。

経営する場所によるものが大きくなってきますね。
都会で長時間滞在されるとショバ代が。。。


①aと②aの組み合わせは、
コーヒーの味自体はそこそこでも良いが、素早く提供されてできるだけゆっくり出来る座席や込み具合のカフェが良い。

①aと②bの組み合わせは、
コーヒーの味自体はそこそこでよく、テイクアウトできるようなカフェが良い。

①bと②aの組み合わせは、
もはやお家感覚ですよね。これがおりんパパの理想。
最高の味を求めつつ、長居したくなるカフェ。
これはね、商売というより趣味の領域になるやもですがw

①bと②bの組み合わせは、
商売としてはカッコよく稼ぐ感じ。
味を追求しつつ、お客さんの回転は良い状態。

図で表すとこんな感じでしょうか

セグメンテーション1


つぎに、どれくらいの割合になるかを確認します。

セグメンテーション2

いろいろなデータベースから調査します。
データベースが無い場合、自分で聞き込みしたり、SNSでアンケートしてみたりします。


最後に市場規模。

セグメンテーション3

こんな分布になりました。


ターゲッティング

次にターゲッティングです。
ターゲッティングとセグメンテーションはセットです。

セグメンテーション分析は、1パターンだけではなく、
できるだけ多くの軸をベースに考えた方がより良いです。

今回できているのが、上のグラフなので、1つの視点として右下部を狙う事とします。

これがターゲッティングで、予想200人/1日に対してどう攻めていくかです。


ターゲットを深堀していきます。
この200人はどんな属性(年齢や家族構成)や特徴を持っているか。
本当に200人もいるのか?など

この精度によって、だれに何を提供すれば良いのかが明確になります。

そしてターゲットを深堀するには重要な前提があります。

ターゲッティング前提条件

この辺から頭痛くなる内容ですよね。


ポジショニング

200人が現実的な数字だったとして、
①市場全体のライバルはどれくらいいるのか?
②セグメントからターゲッティングした市場のライバルはどれくらいいるのか?

一社独占なら200人をどうさばくかになりますが、まぁそんな事はないでしょう。

自分のお店・会社とライバルとどの様な違いがあり、どのような違いを生み出していけるかを検討するのがポジショニング。

ポジショニング

これはブルーボトルコーヒーの戦略で見た、ある資料から抜粋したものです。

セグメンテーションの様に、軸に分けて細かく分析するとだんだん見えてきます。

これが自分のお店の特徴でもあり、キャッチコピーにできる内容になるでしょう。


これがゴールではなく、
セグメンテーション・ターゲッティング・ポジショニングがうまくいったら、次はどう経営していくかのシナリオを立てる必要があります。

まだまだ先は長いですね!!


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