コーヒー教本紹介の第二弾です。
『”ツウ”になる! コーヒーの教本』はコーヒーの淹れ方よりも座学を中心とした内容になっています。

こちらで紹介した『たった一杯で、幸せになる珈琲』は雑誌感覚で、コーヒーを楽しむ・美味しく入れるためのコツが書いてある本でした。(器具やら実際の入れ方の詳しい手順など)
こちらでもさらっと座学を読んでいたので、『”ツウ”になる! コーヒーの教本』の内容はすっと入ってきたし、知識を付けるにはいい本だと思います。
ただ、素人には分かりやすい内容ですが、教本というには物足りないと思う方もいると思います。
おすすめ理由
・素人が知識を深めるには向いている
・写真や挿絵が分かりやすい
・数値データが豊富でイメージしやすい(データ自体は古いかも)
・『たった一杯で、幸せになる珈琲』の設備紹介に出てきたメーカーの
メリタ、ハリオ、カリタについての記述があり、違いが理解できた
・うんちくは面白いものもあった
では、中身を紹介していきますね。
商品情報
![]() | ツウになる! コーヒーの教本【電子書籍】[ フワッティ・カフェ ] |
- 監修:フワッティ・カフェ
- 協力:諸山泰三
- 初回発行:2019年3月
- 発行者:秀和システム
- 定価:1,600円+税、電子書籍は税込み1,584円
- 現物のサイズ:21×15cm
構成と読んでみた感想
コーヒーの神髄を楽しむには、まず原料の事を知る!これを重視してると思われます。
そしてコーヒーの淹れ方→歴史、ウンチクで花を添える。
みたいな流れです。
写真・イラスト・挿絵が豊富でイメージが湧きやすいです。
構成
- コーヒーの原材料について
- コーヒーを味わうコツ(豆のグレードやおいしい淹れ方)について
- コーヒーの歴史について
- コーヒーのウンチクについて
この様な4セクションから構成されています。
それぞれが40~50ページくらいで、セクションごとのバランスが良く読みやすいです。
ピックアップしたい内容 3選
1. カルディについて
1つ目はカルディについて!!
人類がコーヒーの効能に気づいた歴史の諸説の1つとして、ある羊飼いの少年のエピソードがあります。
羊に実を食べさせていたところ、ある赤い実を食べた羊が興奮して飛び跳ねたのだそう。
ここで、この実の特別な成分(=コーヒーの覚醒成分であるカフェインの事)に気づいたと言われています。
その時の少年の名前がカルディと言います!
カルディといえば、カルディコーヒーファームという全国チェーンで展開している有名なお店がありますよね。
カルディの商品のパッケージをよく見るとヤギの絵が書いてある事に気がづきますよ。
このヤギが、その時のヤギをイメージしたもので『ヤギべえ』という名前がついています。

カルディの製品に商品にはこのヤギべえが至る所にデザインされています。
覚えておいて損はないでしょう。
2. 日本が輸入する
コーヒー豆の輸入国ランキング
コーヒー豆の輸入国ランキング
2つ目はコーヒー豆の輸入国ランキングです!!
第1位:ブラジル
ブラジルは世界一のコーヒー生産国ですね。
コーヒーベルトと呼ばれる赤道付近の国で、最も国の面積がコーヒーベルトにかかっていることもあるのでしょうかね。
ブラジルのコーヒー豆ブランドで有名なのが『ブラジル・サントス』だそうです。
(おりんパパはぴんと来なかったですw)
第2位:ベトナム
南米じゃないのか!?
書籍のデータが古いのはあるかもしれませんが、なんとベトナムがランクイン。
もちろんコーヒーベルトにかかっているのですが、国土の面積的にこれは意外でした。
ベトナムで生産されている豆が『ロブスタ種』というもの。
これは世界全体でいうと3割くらいで、残りの殆ど(7割近く)が『アラビカ種』、僅かに『リベリカ種』が存在します。
ロブスタ種はアラビカ種に比べて苦みが強いのですが、育てやすいとのこと。
なので、大量生産できインスタントコーヒーの原料になる様です。
実はカフェラテ大好きのフランス人が19世紀に指導したということで、ミルクをたっぷり入れる前提なので苦くてもよかったとか!
第3位:コロンビア
うんうん、聞いたことあるよ!
高級豆:エメラルドマウンテンの産国です。
缶コーヒーでもエメラルドマウンテンって何かおいしいですよね!!
コロンビアは土壌や水はけの良さから、良質なコーヒー豆が生産できるそう。
アラビカ種でも良く育つんだとか。
はやくエメラルドマウンテンを自分で焙煎して飲んでみたいもんです。
第4位以降
インドネシア、グアテマラ、エチオピアとか南米とか東南アジアがランクインしてくる様です。うんうん、聞いたことあるよ!
3. 高級コーヒー【ゲイシャ】
3つめは高級コーヒー【ゲイシャ】について!!
ゲイシャと聞くと、京都のお高い芸者を想像する方も多いと思います。
コーヒーの【ゲイシャ】も高級な品で、日本で飲もうとすると1杯で3,000円するんだとかw
栽培がきわめて難しいですが、香りがよくて酸味が少ない上品な味わいとの事!!
ゲイシャの語源は、コーヒー原産地エチオピアの「ゲシャ村」からきています。
ゲシャ種が世界的に高い評価を得られた国際品評会で、日本の輸入業者が効き間違えて【ゲイシャ】とし、それがそのまま定着したらしいです。
ほんまかよ?って感じですし、それでいいの?と思いますが。。。
なんせ、ゲイシャ=高いものです!!
最後にもう一度商品情報を
![]() | ツウになる! コーヒーの教本【電子書籍】[ フワッティ・カフェ ] |
本来は電子書籍で同じ価格ですが、2021年9月30日までAmazonではセール中の様です!!
電子書籍は個人的には、楽天Koboが楽天SPU対象で、+0.5倍/月間になるのでお薦めです。
Amazonの電子書籍リーダーやFire tabletでもうまくやれば楽天Koboのアプリをインストールできますし、利用しやすい方を揃えていけばいいと思います。
以上です。