書籍『世界一美味しいコーヒーの淹れ方』のレビュー

世界一美味しいコーヒー

書こう描こうと思って手が付けれていなかったコーヒー教本紹介シリーズ!

*知識ゼロで出会ったこちら

たった1杯で幸せになる書籍『たった一杯で、幸せになる珈琲』のレビュー

*器具を揃えつつ読んだこちら

コーヒーつう書籍『”ツウ”になる! コーヒーの教本』レビュー

に続く、今回で第3弾になります。

ものすごくタイトルで選びましたw
世界一美味しいコーヒー淹れたいよね!

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この記事が参考になる方

  • コーヒーを美味しく淹れる理論を知りたい方
  • 自分好みの味に近づけたい方

結論からいうと、エンジニアのおりんパパにはツボな本でした。
理由はこちらです。

おすすめ理由

  • 味わいを形成する6つの要素を『人』に例えて分かりやすく説明している
  • 人それぞれ好みの味があり、どうアプローチすれば良いか分かりやすい
  • そのアプローチがどういう理論に基づいているか説明してくれている
  • 味を4系統に分けて見える化して分かりやすい

では、中身を紹介していきますね。

商品情報

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ワールド・バリスタ・チャンピオンが教える 世界一美味しいコーヒーの淹れ方【電子書籍】[ 井崎英典 ]
価格:1485円 (2021/9/22時点)

  • 著者:井崎 英典
  • 発売日:2019年12月
  • 定価:1,650円
  • 電子書籍なら1,485円で販売中

構成と読んでみた感想

「世界一美味しいコーヒー」とは、

自分が本当に美味しいと感じられる
自分好みの最高の一杯

と定義するところから始まり、
「ちまたの数多くのコーヒーの様に、単にコーヒーの淹れ方の手順をまとめたガイド本とは大きく異なる」と言い切っています。

ちょっとわくわくしますよね。

そして理論が始まるわけです。

構成

  • 味をコントロールする要素紹介
  • その要素を人に例えるなら?
  • それぞれの要素を詳しく説明しつつ、好みの味へのアプローチを紹介
  • 具体的な方法
  • 豆知識
  • 器具と材料の紹介

といった流れになっています。


冒頭でも言いましたが、なるほどねーと思わせる理論が分かりやすく書いていますので、どう味を変えていけるのかを導いてくれます。

ちなみに、
おりんパパはペーパードリップする器具を揃えてトライ中ですが、毎回味が変わりますw

特に自分で手鍋で焙煎した場合のばらつき具合はひどいです。。。


そこでこの書籍で提案されているのが、

コーヒー手帳を作ることです。

コーヒー手帳に書くこと
  • 豆の情報
  • 焙煎度合い
  • 使用する水
  • 挽きの細かさ
  • 抽出比率
  • 湯温
  • コンタクトタイム
  • 抽出時間
  • 使用するドリッパー

それによって自分のレシピを記録するという事ですね

おりんパパはもう少し淹れるテクが上がったらつけていきましょうかねー。


あまりネタバレしてもあれなので、ほうほうと思ったトピックをピックアップしてみます。

気になったトピック①
ドリッパーの素材でも味は変わる

なぜドリッパーの材料が『プラスティック』、『磁器(セラミック)』、ガラス、金属に分かれているのか。

同じ形状でもプラスティックは格段に安いので、強度やお湯での変形は大丈夫?と思っていました。

しかし、理由は
熱伝導率が素材によって異なることでお湯の温度に差が生まれ、それによって抽出される味が変わる
という事とのこと!

例えばプラスティックは、熱しにくく冷めにくい為、抽出温度を保つためには適しています。
ただし、ドリッパーを十分に温めておくのが重要

セラミックはプラスティックよりも保温性に優れていますが、その分しっかり温めるのがベスト

金属は熱しやすく冷めやすいですので、長時間の抽出には向いていません。
なので、温める時間がなく、すっきりとした後味(抽出時間が短い)を出したい時には向いています。

※抽出時間については、次のトピック②も参考になります。

気になったトピック②
ドリッパーの形状で抽出時間が変わる

この本を読むまでは、ハリオとかメリタとかカリタとかなんのこっちゃで、単にメーカーが違うだけなのかと思っていました。

そして知った事には
・円錐 or 台形 or ウェーブ
・穴の個数と大きさ

で、お湯がドリッパーにどれだけ滞在するか
=コーヒーとどれだけの時間接するかが変わり、
全く異なる味のコーヒーになるとのこと!

おりんパパはドリッパーを2種類しか持ってないので、まだよくわかりませんが。。。

ちなみに、円形+穴(大)1つのハリオ式が最も滞在時間が短く、すっきりとした味わいになります。
※おりんパパはこれのプラスティック製を購入済。
 一応、焙煎しすぎて苦いだろう豆に使ったりしています。

で、台形+穴(小)1つのメリタ式が一番滞在時間が長く、濃厚な味わいになりやすいそうです。

おりんパパのもう一つは台形+穴(小)3つのカリタ式。
メリタ式よりも少し滞在時間は短いようです。
こちらをスタンダードで使っています。

極めるという事は、コーヒー豆によって器具も合わせて変えるという事なのかもしれません。

なんせね、一度読んでみてほしい書籍と言えます。

再度、商品情報です。
本を広げながら作業する場合、やはり電子書籍+スマホの方が便利です。

ワールド・バリスタ・チャンピオンが教える 世界一美味しいコーヒーの淹れ方【電子書籍】[ 井崎英典 ]

ハード版はこちら

ワールド・バリスタ・チャンピオンが教える 世界一美味しいコーヒーの淹れ方 [ 井崎 英典 ]


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